【建売住宅に決めて本当に大丈夫?】購入前に必ず確認したい見落としがちな7つの注意点!

家探し

 

住宅購入の中で一番手っ取り早いのが、建売住宅(分譲住宅)を購入することです。

実際に建っている家を見て購入できることから、入居後のイメージがしやすく、比較的リスクが低いとされています。

しかし、住んだ人にしかわからない、建売住宅ならではの落とし穴もあるので注意が必要です。

 

 

建売住宅を購入する際の注意点7選

注意点①設備のグレードが低いことがある

内覧時、新品のキッチンやトイレを前にテンションが上がる奥様をよく目にしますよね。しかし建売の場合、それらはあまり良いグレードではない可能性があります。

「うちはこれで十分だよ」と奥様が言っていても、結局後から「高機能のものにすればよかった」となりがちです。

特に、最新の設備は高機能なだけでなく、見た目も非常に洗練されています。将来的にリフォームするとしても、少なくとも10年は使うものなので、妥協したくないポイントの1つです。

 

 

 

注意点②無駄な間取りが発生することがある

結局使わないスペースが発生すると非常に損をします。

余った場所をなんとなく物置にしてみても、その面積分の固定資産税を払い続けるのはあなたです。逆に、思ったより狭かったり、部屋数が少ないという事態も避けたいです。

 

特に、子供部屋が狭いと成長するにつれ使い勝手が悪くなるため、思春期に大きな不満を抱えやすくなります。一方、注文住宅であれば、プロの建築士があなたの家族にとってのベストな間取りを提案してくれます。

長いスパンで見た時に間取りの過不足が無いよう、しっかり吟味したいポイントです。

 

 

 

注意点③追加工事費がかかる

建売住宅は、購入してすぐ住めるわけではありません。

購入後にエアコン工事や配線工事が別途必要な場合があります。

 

また入居前に、奥様の希望で壁紙を好みの色に貼り替えるご家庭も多くあります。

お得に建売住宅を選んだにもかかわらず、色々追加工事をした結果、注文住宅の費用と大して変わらなかった…となりがちなので気を付けましょう。

 

注意点④収納が足りないことがある

建売住宅はよくも悪くも必要最低限です。

収納スペースも例外ではありません。よく見落としがちなのがトイレの収納です。トイレットペーパーや生理用品をしまう場所が十分にないと非常に不便です。

 

特に小さいお子さんがいる家庭では、おまるや補助便座を置くスペースの確保もしたいところ。どんなに新しい家でも、物であふれかえってしまっては不便です。

家族全員が気持ちよく過ごせるように、収納スペースには十分注意しましょう。

 

注意点⑤外構に不満を覚えやすい

収納と同じく、外構(エクステリア)も最低限のものしか備わっていない建売住宅がほとんどです。

最初は家本体ばかりに目がいって気づきにくいのですが、外構は家の利便性に大きく影響します。

 

 

例えば、一見十分なスペースがあるように見える駐車場でも、ベビーカーの乗り降りには狭すぎる場合があります。

また、将来的に自分たちの介護が必要になった際にも、車椅子の乗り降りには広い空間が必要です。

自転車が置けないため雨ザラシ…なんてことも。

 

加えて、将来的に電気自動車が普及しそうなことを考えると、屋外の給電設備も必須になるかもしれません。

これらは後から施工すると、結局100万単位の費用がかかるため、事前に慎重な検討が必要です。

 

注意点⑥工事現場を直接確認できない

建売住宅は価格の安さが売りの一つです。

そこで不安になるのが手抜き工事の存在。家は建ってしまったら最後、壁を破壊する以外の方法で、見えない部分を確認することはできません。

 

基礎がしっかりしているか、断熱材がしっかり使われているかなど、工事現場を実際に確認しないとわからない部分は多くあります。

うまい宣伝文句に釣られて安い家を買うと、知らず知らずのうちに欠陥住宅を掴まされます。

 

注意点⑦入居後のメンテナンスに不安が残る

入居後のメンテナンスに関する不安点は2つあります。

1つ目は、アフターサービスがしっかりしているかどうか。注文住宅の場合、数年おきに点検に来てくれたり、保証期間が設けられていることが多いです。

しかし、一般的な建売住宅にそこまで手厚いサービスは期待できないでしょう。いわゆる「売りっぱなし」の会社に当たってしまった場合、何かあったときは自分たちで対処しなければいけません。

 

 

2つ目は、外壁や屋根の耐用年数に関する不安です。安い材料が使われている場合、劣化が早く進むため、その分メンテナンスの工事回数も増えます。外壁工事と屋根工事、どちらも100万円近くかかる大きな出費です。

また、外観の印象も大きく左右します。住んでから「こんなはずじゃなかった」と夫婦で頭を抱えることがないよう、建材の品質はしっかり見極める必要があります。

 

 

まとめ

建売住宅を購入する際の注意点をまとめると

 

  • 設備のグレードが低いことがある
  • 無駄な間取りが発生することがある
  • 追加工事費がかかることもある
  • 収納が足りないことがある
  • 外構に不満を覚えやすい
  • 工事現場を直接確認できない
  • 入居後のメンテナンスに不安が残る

 

住宅購入は時間も手間もかかる大仕事。

打ち合わせに疲れると、つい建売住宅に手が伸びがちです。

 

しかし、その家は家族が何十年も住む場所。

金額や時間だけにとらわれず、“家族にとって最適な家のかたち”を今一度考えてみることが大切ですよ。

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