【不動産屋さんが思う「こんなお客は嫌だ!」5選】現役営業マンが教える契約で不利になる客とは?

仕事

 

 

 

不動産屋で働いていると様々なお客様がいらっしゃいます。

スムーズにご案内が出来てお部屋をご契約頂き、住み替えの際も再度ご来店頂けて契約を頂けるお客様や、お友達を紹介して下さる素敵なお客様もいらっしゃいますが、もちろん嫌なお客様もいます。

今回は、現役の賃貸営業マンが考える『不動産屋さんが思う『こんなお客は嫌だ!』5選』をランキング形式でご紹介します。

 

  • 不動産屋さんに嫌われて不利な契約を結ぶ
  • 不動産屋さんに気に入られて有利に契約を結ぶ

この境目はこの記事を読むことで判断できるでしょう!

 

 

 

第5位 『家賃交渉や敷金・礼金カット等の交渉をさせておいて決めない』

不動産屋が家賃交渉をするときはお部屋を決めて頂くことが前提で行います。

もちろん、交渉がうまくいかなかった場合は自分の力不足ですので契約頂けないのは当たり前です。

 

しかし、『家賃交渉をしてもらって家賃が下がれば決めます』と言って家賃交渉を行ったのに、申込みをして頂けないお客様がいらっしゃいます。

これはかなりキツイです。

 

 

大家さんに直接家賃交渉をする場合は『下げれば決めてくれるから!』と強く交渉をします。だから決めて頂けないと顔が潰れますし、何より申し訳ないです。

そのお部屋が他の管理会社さんの物件の場合はさらにキツイです。

物件の管理会社さんの担当の方から大家さんに家賃交渉をして頂くので、キャンセルになった場合はお部屋の大家さんにも管理会社の担当さんにも申し訳が立ちません。

 

そのため、家賃交渉をする場合は交渉がうまくいったらその部屋は決めて下さい・・・。

 

 

第4位 『予算がないのに理想や希望が高い』

お部屋探しをするときに『こんな部屋に住みたいなぁ』という希望があると思います。

もちろん希望のお部屋を紹介するのが不動産屋の仕事ですので希望に沿って出来る限りのお部屋を紹介させて頂いています。

 

しかし、たまに『無理言うなよぉ~』というお客様がいます。

この家賃じゃどうしたって『ユニットバス、和室、築40年くらいにはなる、駅から徒歩20分以上』という厳しい条件にならざるを得ない家賃なのに、『オートロックで日当たりが良くて、駅とコンビニが近くて、築20年以内で・・・』と『倍は出さないとそんな物件はありません!』と真実を言いたくなるお客様がたまにいます。

 

 

やんわりと『他の不動産屋を回ってみたり、SUUMOやat-homeで探してみたりしたんですか?』と聞いてみると、『他でないって言われた』とか『いい物件隠してるんでしょ!』と言われて苦笑いしか出来ないことがあります。

無いものは無いですし、ポータルサイトに掲載しないと決まらない時代ですので隠す意味がありません。

少し下調べして相場をわかってから来店頂ければ助かります・・・。

 

 

 

第3位 『とにかく沢山の部屋を見たがる』

お部屋を見て見なければわからないというのはわかりますし、ごもっともです。

ただ、1回に15件見るのは多いと思います。

さらに次の週も来店頂いてまた10件のご案内・・・。

 

見ないとわからない事実ですが、話の流れで『ここは違うな』となった物件も『 一応見ておきたい』、参考にご紹介した希望にほとんど当てはまらない物件も『見ておきます』は時間の無駄です・・・。

 

 

物件に行けば内見できるわけではなく鍵の手配も必要です。

管理会社さんに鍵を借りに行ったり、大家さんにお部屋の鍵を開けて頂いたりとお部屋を見るために段取りもあるので結構大変です。

そんなお客様に限って『たくさん見過ぎて分かんなくなっちゃった』『あれってどこでしたっけ?』となります。

そして訳が分からなくなりお申込みされない・・・。

 

お部屋については3件くらい、多くても5件くらいに絞って見学されて検討された方がいいと思います。

 

 

 

第2位 お部屋の契約まで進み、契約金の支払いの段階で仲介手数料を値切ってくる

前提として、仲介手数料は宅建業法で、借主と貸主のそれぞれから受け取れる手数料の上限は『賃料の0.5ヶ月分以内』と定められています。

しかし、依頼者の承諾があれば、どちらか一方から賃料の1ヶ月分以内までの手数料を受けることも可能です。

 

仲介手数料は不動産屋により『家賃の0.5~1ヶ月(税別)』としている会社が多く、場合によっては仲介手数料0の会社もあります。

 

そのため同じ物件でも会社によって仲介手数料が違い安くなる会社があるのは事実です。

だから間違いのないように初期費用のお見積もりを出して仲介手数料の説明もしています。
お部屋を案内させて頂いて、初期費用の見積もりを出し、お申込みを頂いて入居審査も通って契約の段階まで進んでから『〇〇だと仲介手数料が50%なんですけど安くなりませんか?ならないなら〇〇で契約します』と値切ってくるお客様がいます。

これは正直かなり辛いです。

今までの努力は無駄になりますし、他の会社にお客様を取られてしまいますので正直、安くするしかありません。

本当にやめて下さい・・・。

 

 

 

第1位 案内した部屋を他の業者で契約する人

これは第2位と近いのですが、実際は全然違います。

仲介手数料を値切られるのは値切りに応じれば契約となり売上げもあるので納得は全く出来ませんが、努力は無駄にはなりません。

 

しかし、案内した部屋を他の不動産屋で決めるのは本当に納得できません。

今まで掛けた労力が全て無駄になります。

売上げ0です。

むしろ案内やメールや電話、LINEなどでやり取りし、時間もかかっているのでマイナスです。

 

 

これは実際にはほとんどこちらには分からないことなのですが、稀に申し込んだ物件が自社の管理物件だった場合に発覚します。

管理物件ですので申し込みの入居審査はこちらで行うので『あ!〇〇さんだ!』とわかるのです。

正直、入居審査で落としてしまおうかと思ってしまうくらいです。

 

本当にはらわたが煮えくり返る思いです。

これは賃貸の場合で不動産屋さんが一番嫌がることです。

本当にやめて下さい!

 

 

 

まとめ

 

第5位 『家賃交渉や敷金・礼金カット等の交渉をさせておいて決めない』

第4位 『予算がないのに理想や希望が高い』

第3位 『とにかく沢山の部屋を見たがる』

第2位 お部屋の契約まで進み、契約金の支払いの段階で仲介手数料を値切ってくる

第1位 案内した部屋を他の業者で契約する人

 

以上が『不動産屋さんが思う『こんなお客は嫌だ!』5選』でした。

お部屋探しをする際に不動産屋さんを味方に付ければより良い物件を紹介してくれます。

 

そのためには嫌なお客様にならないのが一番です。

不動産屋さんも人間です。

嫌なお客様もいます。

そんなお客様にならないように気を付けましょう!

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